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>もしそうだとしたら、『宋史』(中略)とあるのは、『隋書』ではなく『通典』を見ていることになるのでしょうか。
全くその通りだと思います。歴代の中国史書を俯瞰すると、「『〜』に曰く」と書かれていても、必ずしもその書それ自体を引用しているとは限らず、孫引き、ひ孫引きはごく当たり前に行われています。
これは古田氏も指摘している通りですが、実はこの事実を重視すると、例の魏志倭人伝の「邪馬壹國」表記についても、後代史書に「魏志に曰く」と書いて「邪馬臺國」と書かれていても、これは必ずしも引用者が見た『魏志』そのものに「邪馬臺國」と書かれていた証拠にはならないと言えます。この点ではわたしは古田氏の議論にはむしろ同調しています。
でも、東大の『史学雑誌』に載った論文の「闕の論証」はいけませんね。これは根本事実の認識に誤解があるようです(私のblog参照)。ですから、私は「邪馬壹國が絶対正しい」という結論にも反対です。
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